家の価値について

家づくり
この記事は約2分で読めます。

30年前の家と同じ基準で今建てますか?

30年前と言えば、平成の序盤 病院や電車の中などでタバコが吸えたなど今からは想像もつかないことが平然と行われていました。住まいについても、阪神大震災以降の耐震基準改正があった頃です。もちろん断熱性の基準なんてようやくペアガラスが使われ始めたくらいの低い基準でした。その頃家を建てた人は、まさか2050年にはカーボンニュートラルになって、タバコは500円以上 喫煙場所はほとんどなくなるようなことを誰が予想したのでしょうか?

今の最新基準は、30年後お荷物基準?

日本の住宅業界って、他業種と比べて基準が低いんです。理由は、個人大工・工務店でもクリアできる基準に設定されているから。数年前のヨーロッパで行われた住まいの省エネ基準について、日本の住宅を自慢げに発表したところ参加国から失笑が起きたのは有名な話。今皆さんが住宅展示場に行って各社の説明を受けたときに、「当社はすべての項目に対して、最高等級をクリアしています!」と自信満々で営業マンから説明を受けて「それなら安心だねなんてお気楽な事をいっていると30年後は・・・

大手が良いとは限らない 真にお客様が喜ぶ家って?

大手のハウスメーカーって、専門部署があって研究開発も進んでいて安心なイメージがありませんか?その分価格が高くても、営業マンも紳士的で対応も早く大きな買い物をする時は対応も気になります。

しかし、大手と言っても苦手分野があります。カーボンニュートラルに向けて、特に断熱性・気密性を重視する時代になりましたが、大手鉄骨メーカーは進歩が少なく太陽光パネル・蓄電池・省エネ型給湯器など設備で省エネと謳って販売しています。30年後地球がどんな環境になっているかは、ネットを調べたら容易にわかりますが住宅本体の断熱性・気密性・耐久性を上げておけば時代に合った設備を入れ替えて60年でも暮らすことができます。雲出は2012年にドイツの住宅展示場を視察に行きましたが、10年前でどの家も3枚ガラス 樹脂OR木製サッシ 壁の断熱材は、コルク、羊毛、発砲スチロールを使って厚みは50㎝くらいが平均的でした。冬に行ったのですが、セントラルヒーティング・床暖房が当たり前で熱源は、地下熱を利用したもので驚きました。

日本も2・3年前から住宅系YouTuber様のおかげで住宅の断熱・気密の重要性が皆さんのもとに情報が届くようになりました。ドイツより10年以上遅れている日本の住宅業界…勉強した人だけが良い家を手に入れられるのは、情けないと思います。(個人的に好きな住宅系YouTuber 松尾和也さん 住宅四天王エースさん ゲゲさん エネルギーパス協会の今泉さん なぎまるさん



コメント

タイトルとURLをコピーしました