地震が起きたら、ハウスメーカー社員編

家づくり
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雲出です。この度の東北地方の地震により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。

さて、今回の地震で2018年4月に起きた島根県西部地震の記憶がよみがえりました…

今回は、地震が起きたらハウスメーカーの社員はどんな行動をとるのか?をご紹介します。

安否確認の連絡

エリア全体のお施主様に社員全員で安否の確認を行います。

雲出のエリアでは引き渡し件数が1200件を越えていましたので、

1日中電話を掛けていました。

電話では、細かな被害等の内容の受付をし、

できれば、その日のうちに現地の写真を撮りに向かいます。

進行中の現場巡回

建築中の現場に被害がないかを確認します。

巡回後には写真を共有して、営業担当は契約者へ連絡を入れます。

心配していらっしゃる方も多いので、

大丈夫でした!と報告すると」

「ありがとうございます、本当に安心しました♪」

と喜んでいただけました。

問い合わせ電話の応対

キッチンの収納(カップボード)の耐震ロックが掛かり解除できない

この問い合わせが一番多かったです。

その他

瓦がずれた、落ちた、基礎の表面のモルタルにヒビが入った

居室内のクロスに亀裂が入った

玄関土間のタイルが一部割れた

などがありました。

補修項目の1カ月以内の修理

屋根・クロス・左官工事等を取りまとめて 1カ月以内に補修が完了するように

社内で業者様と調整を行いました。

地震の際には、特に屋根業者はどこも引っ張りだこで一般の方が直接電話しても

ほとんど捕まらないことが多いです。

同じ団地でも、すぐに補修できている家とブルーシートを掛けたままの

状態が長く続く家もありました。

保険の適応について

地震における軽微な損傷については、保険の適応外になることがほとんどですので

施工側としては、すぐに見積もりを出すことを専念したいました。

保険の適応につきましては、提携の代理店に連絡をして確認をしていました。

耐震性の重要性を実感した‼

2018年の地震でやっぱりすごいと思ったのは

地震の起こる前日まで、震源地に近い現場で完成見学会を

開催していました。片付けは翌日にする予定でしたので

会場となった住まいには、飾りつけもそのままの状態でした。

特に心配したのは、造作の食品庫にはビン類・食器などを

収納していたので 「この地震で落ちていたら床に多数の傷が‼

っと思って心配していました。

早速、翌日ぞわぞわしながら現場に向かいました

その光景は、びっくり

何も落ちずにそのままではありませんか!!

すげーこの家! と 思った理由はこの近くに建っている

オーナー様のご実家は、タンスや食器棚が倒れて大変だったと

聞いていたからです。

さらに、このオーナー様はタンスが倒れたご実家の隣に

雲出が勤めていたメーカーで新築してもたったのですが

驚愕のエピソードがあります。

それは・・・焼酎のグラス!!

を酔っぱらってテーブルの角に置きっぱなしだだそうです。

そのグラスは、震度5強でも落ちないで耐えていたそうです!

社員総出で!

2016年10月21日に起きた鳥取県中部地震の際には、たくさんの建物被害が出ました。

その際に、社員総出で引き渡ししたオーナー様宅にお水を配りに行きました。

雲出のエリアは離れていたので、直接行くことはなかったのですが

1軒1軒状況の確認とお水を配って回ると本当に喜んでいただけたそうです。

今、東北のハウスメーカーでは、地震後の対応で大変だろうと思います。

地震に限らず、水害・台風の被害 毎年全国のいろいろなところで

災害があります。メーカー 工務店 大工さんは災害時の対応がとても大事です。

日頃から、小さなアフターメンテナンスを即日に対応

災害時にも、素早い対応でオーナー様の不安を解消するのが

今後の会社選びのポイントになると言っても過言ではありません。

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