雲出です。3月に入って少しずつ暖かくなってきましたが、先月の我家の電気料金は3万円越えです!1階のエアコンを24時間、2階も就寝時に2台稼働した結果です。やはりG1クラスの家であれば連続運転はコスパ的に合わないということが実証されました。子供の小さいときは少なかった暖房費用も高校生が二人ともなるとどうしても増えてしまいますね。今、子育て世代の方は、今の電気代は10年後は物価の上昇率(電気代は年率2~3%)も踏まえた性能選びをすると安心ですね。
さて本題にはいりますと、2月に発表された消費者物価指数(CPI)は、エネルギー関連の価格上昇が影響して、前月比0.1%の上昇となりました。前年同月比でも0.5%と小幅な上昇が続いています。ちなみに1月の東京都区部のCPIは「Go Toトラベル」停止の影響がはく落したことにより、前年比上昇率は0.2%まで低下していましたが、2月はこの縮小を解消したことになります。
上記の内容を踏まえると、昨年4月以降の携帯通信料の引き下げが、消費者物価指数を1.5%ポイント程度押し下げていることを考えると、こうした要因を除けば物価の実勢は2%の目標にほぼ到達したと見なすことができます。
マイナス金利解除のトリガーはいつ引かれる!
消費者物価指数2%が継続的に安定している状態が続けば、マイナス金利解除のトリガーが引かれる可能性が高まってきます。そのタイミングはまだ測れませんが、2023年4月日銀の黒田総裁の任期あたりが一つの目安と言う考えもあるのではないかと思います。
今一度考えようマイナス金利の恩恵
雲出の家を建てた2005年と2022年の住宅ローンの差を見てみます。
山陰合同銀行 借入額 3000万円 2段階固定金利 (当初10年 11年目以降)35年420回払い
当初10年 | 11年目以降 | 10年目までの支払額 | 11年目以降の支払額 | 総支払額 | 支払利息 | |
2005年 | 2.75% | 3.65% | 111,310円 | 122,745円 | 50,181,044円 | 20,181,044円 |
2022年 | 0.80% | 1.60% | 81,918円 | 90,104円 | 36,861,578円 | 6,861,578円 |
差 | 1.95% | 2.05% | 29,392円 | 32,641円 | 13,319,466円 | 13,319,466円 |
月々の支払額は、約3万円安くなり利息は約1330万円少なくて済みます。
土地の価格も比較してみましょう!
土地の価格も当初より下落しましたので比較していきましょう。
島根県出雲市の場合
土地の平均坪単価 | 60坪の価格 | |
2005年 | 134,309円 | 8,058,540円 |
2021年 | 97,560円 | 5,853,600円 |
差 | 36,749円 | 2,204,940円 |
土地代は、220万円安くなっています。
建物の値段を比較してみよう
建物の価格は、2005年の自宅購入の金額と相見積もりを取った地域の工務店との比較です。
建物面積35坪 | 断熱グレードUA値 | c値 | 価格 | |
2005年 | 地域工務店 | 0.87 | 2.0以下 | 1,925万円 |
2005年 | 自宅 | 0.6 | 0.4 実測値 | 2,275万円 |
2022年 | 自宅を建てたメーカーの参考価格 | 0.25 | 0.56 実測平均値 | 2,800万円 |
地域工務店とは、当初350万円の差がありました。
2005年の我家と2022年の我家を建ててくれたメーカーの差額は525万円でした。
Ua値がHEAT20のG1レベルからG3に改善されて、冷暖房費は、1/3~1/4になるものと予想されます。
先月3万円だった電気代は、1万円くらいになることになります。
もし50年住むとしたら、その差は…月2万円平均の我家と月8000円平均の家としたら
1200万円 ー 480万円 = 720万円 価格上昇分を簡単に取り戻せます!
なんのその差は1700万円!トータル比較をしてみよう!
ローン支払い総額 | 土地代60坪 | 建物代35坪 | ランニングコスト(50年間の電気代) | 合計差額 | |
2005年 | 50,181,044円 | 8,058,540円 | 2,275万円 | 12,000,000円 | |
2022年 | 36,861,578円 | 5,853,600円 | 2,800万円 | 4,800,000円 | |
差 | 13,319,466円 | 2,204,940円 | -5,250,000円 | 7,200,000円 | 17,474,406円 |
まとめとして、マイナス金利の恩恵で、1331万円 土地代の下落220万円 建物価格上昇を含めても約
1000万円今がお得です。さらに、断熱性能を上げた分のランニングコスト低減は50年間で720万円です
合計すると1747万円今同じメーカーで建てたほうがお得であることが分かりました。
・マイナス金利の恩恵があるうちになるべく住宅を購入しよう
・少なくとも50年は住みたい場合は、断熱グレードはHEAT20のG3グレードを目指そう
・17年前のローンの支払いは3万円安くなり、電気代も2万円安くなり合計5万円も固定費が減っている
・地域によっては、地価は下落傾向なので今は本当に良い時代。
物価上場が今後も続きます。長期固定金利を選択される方は購入を急がれたほうが良いと思いました。
今性能の良い住宅が、一番安く購入できるチャンスですね!
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